皆さん、こんばんは♪
トライアンフ千葉中央の川越です。
今日まで寒いとの事でしたが
思いのほか寒さは感じず、春へ季節が移りゆくのを感じます。
この時間でも、そこまで寒くないですものね。
列島各地もちらほら桜の開花が宣言され
もう一週間もすれば花満開。
お花見の季節ですね〜。
ライダーの皆様はバイクに乗りたくてうずく季節がやって参ります。
冬の間、冬眠されてた皆様、マシンの調子はどうでしょうか?
そして、もちろんご自身の体の慣らしからゆっくり始めて下さいね。
さて、本日はフロントフォークについて少しお話しさせて下さい。
先日、お客様の車輛をお預かりし、フロントフォークのオーバーホールを
させて頂きました。
入庫時から、残念ながらフォークオイルが漏れている状態でしたので
お客様と相談し、整備を進めさせて頂きました。
先ずはじめに、フォークオイルの漏れについて少し軽く考えられている方も
いらっしゃるようなので、ここではっきり言わせて頂きます。
そのままでは、非常に危険です。
もし、フォークオイルがブレーキディスクに付くようになったら
ブレーキが効きづらくなる、若しくは全く効かなくなるなんてことが起こります。
最悪、それで、転倒・事故にも繋がりかねません。
少しでも怪しいと思ったらご相談下さい。
ということで、オーバーホールです。
すいません、わざとでは無いのですが写真がぼやけてしまいました。
でも、何となくわかると思うのですが
このお客様の場合、フォークオイルが古いわけでは有りません。
きっと以前にフォークオイルの交換をしていたのだと思われます。
ですが、そのオイルを留めているオイルシール等は経年劣化により
ダメになり、今回オイルが漏れたという感じです。
分解してみるとオイルシール以外にもダストシールにひびがいっていたり
スライドメタルのコーティングが剥がれていたりと
色々と有りました。
そこで、今回はその辺りはオール交換です。
部品もひとつひとつ丹念に清掃し
新品部品を使い、組上げさせて頂きました。
今回は、状態が良かったので清掃だけで済みましたが
摺動部にあるインナーチューブにサビ等が有る場合にはこちらも
交換をお勧めします。
特に倒立フォークの方は
そんな些細なサビでと思うようなサビが原因で
オイルが漏れる事も有りますよ!
結局、そこを改善しないと
新品部品を使っても
元の木阿弥です。
是非、普段からサビさせないようにメンテナンスしてあげて下さい。
組上げ、試乗すると一つ動きが柔らかくなったような感じがしました。
以前とサスの動きが違うなと言う方、是非フロントフォークのオーバーホール
をご依頼下さい。
また、フォークオイル交換をするならば+αでオーバーホールがおススメですよ!